前略
マリアの処女懐胎とイエスの誕生こそ、人類はじまって以来の最大の謎であるといっても過言ではないと思います。イエス=キリストの復活信仰と教会共同体(の利益)に重きを置くのがキリスト教であるとするなら、処女降誕信仰(処女降誕説の謎を論理的に解明し、実証しようとする行為)に重きを置くのが処女降誕教です。私の考え出した処女降誕教が、現在の国際社会と日本社会の中でどのような役割を担う事ができるかをこのほど大まかにまとめ上げることができました。私はカトリック教会の教義の一つである無原罪懐胎説と、日本カトリック司教協議会認可の『受肉の秘義』(カトリック中央協議会発行)という小冊子に大きな疑問を抱いていますので、私のまとめた資料をご覧いただければ誠に幸甚に存じます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
草々
前略
英知大学(2007年に聖トマス大学に名称を変更し、2014年に廃校)キリスト教文化研究所主催のカトリック研究講座、カトリック京都教区主催の聖書シリーズ講座、上智大学主催の夏期神学講座等への参加により、本格的にカトリック教会全般についての研究を始めてから今年で20年目になります。
このたび、イエス=キリスト処女降誕説の謎の解明を論理的、体験的に試みた著書ができ上がりました。誠に僭越ながら、そのビラを送らせていただき、ご参考に供したく存じます。
ヨセフ神観を是とするものとして、マリアに相当する女性を探す段階に入りました。しかしながら、私ひとりの力では、相当、困難が予想されます。よってこの点につき、困難な課題を抱えた昨今の国内外の情勢を踏まえ、主イエス=キリストを標榜するものとして、カトリック教会と互いに協力しあっていく方法を模索し、選択することがベストであると考えております。
もし還俗を希望されている、あるいは修道院生活に向かない、40歳ぐらいまでの修道女の方がいらっしゃいましたら、ぜひ私にご紹介いただければ、大変幸甚に存じます。
勝手なお願いで、大変失礼とは存じますが、ご検討・ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
草々
追伸
終生誓願を受けたシスターもカトリック教会を裏切らずに出産の体験が安心してできる方法が1つあります。小生は、神父やあなたの所属する修道会の管区長らを説得する自信を持っていますのでご安心下さい。聖霊による処女降誕説を実証するために協力してくだされば、その後のあなたの生活については、小生なりに最大の努力をするつもりですのでよろしくお願い致します。
次の段階は、現在的マリアになってくれる女性を早く見つけて、ともに処女降誕説を実証していくためのお祈りや修行などを模索していくことになりました。そのために、「この人なら」と感じさせられる女性に出会えばその場で積極的に求愛していこうと考えていますので今後ともよろしくお願い申し上げます。
杉本 尚司