私は、キリスト教から分離・独立し、「処女降誕教」を創始いたしました杉本尚司と申します。私が自認する自らの宗教的役割は、内政的には、拙著『誰でもすぐ入居できる国営老人村構想』に示した通りであります。また外交的には、日本の集団的自衛権行使容認や英国の欧州連合(EU)離脱や米国のトランプ大統領の誕生によって国際情勢の先行きの不透明さがさらに増していく中にあって、生じ得る国家間の緊張を宗教的観点より少しでも緩和・解消していくことであります。
ちょうど医学に西洋医学と東洋医学とがあるように、日本外交の進むべき道を考察していく場合、次の二つの視点が考えられます。一つは、政治的・軍事的次元における国益を第一とする視点であり(この度、安倍首相は安保論vs憲法論の議論が平行線のまま、多数決で安保法制を強行採決した(?)と批判されていますが…)、もう一つは、宗教・科学・思想的次元から国際政治の安定性を目指し、絶対的普遍的真理とは何かを追求・証明する視点であります。日本は、島国でありながらも、東洋的、欧米的な考え方を含め、世界のあらゆる地域の考え方を広く受け入れ、尊重する、独自の精神的土壌を有しています。
それゆえに、この日本国には、国家や民族の枠を超えた絶対的普遍的真理が存在する可能性が最も高いのではという信念のもと、私は、世界が驚愕する絶対的普遍的真理を発見し、それを世界に発信していくことこそが大切であると思っています。それが、日本外交の次の一手であり、世界に先駆け、国家や民族の枠を超えて絶対的普遍的真理を探究する環境づくりを今こそこの日本が行っていくべきだと信じ、そのことを提案するものであります。それには、外務省が中心となって、「いろいろな宇宙論の比較検討」、「宗教と科学」、「宗教と政治」、「宗教と普遍性」、「有神論と無神論」、「自然宗教と汎神論と理神論」、「唯心論と唯物論」、「神学論争」、「神観念の分類」、「一神教と多神教」、「外在的超越神」、「内在神」、「地球外生命や宇宙人の存在の可能性」などの議題に関し、より多くの人々が真摯に議論を尽くすことのできる環境を築くことが必要不可欠だと思います。
- ご挨拶
- イエスの処女降誕再考
- イエスは革命家(人間)か、それとも救世主(キリスト)か!?
- 処女降誕教が果たし得る内政的・外交的役割 ー日本外交の次の一手を考えるー
- 処女降誕の謎に迫る&うらやましい死に方を考える
- イエス=キリストの処女降誕説を実証する
- ナザレのイエスはキリストか
- マリア懐胎でイエス誕生
- 「マリアの無原罪懐胎説」批判
- 現在的マリアになってくれる女性を探しています
- 処女降誕教の祈り方 ご参考までに
- 3つの基本的価値観の特徴
- 神観念の分類
- 核兵器
- 社会保障費削減への一つの試み(案)
- 社会保障制度改革国民会議と私見
- 一つの「死の迎え方」を考える
- 誰でもすぐ入居できる国営老人村構想
- 宗教的・思想的観点からの日中韓関係改善に向けての一提言