日本政府(安倍内閣)と厚生労働省が、社会保障の将来像をより明確に示せない現今の状況下にあって、私はあまり国費を掛けない方法として、自由死公認の『誰でもすぐ入居できる国営老人村構想』を提案します。(ただし、この提案は、あくまでも老人問題に限定したものであることを条件とします。)
- 今後、増え続けるであろう身寄りのない、生活保護受給老人に対する介護は、最もやっかいな社会問題の一つとなると思われます。
- 今や、介護等は、お金で買う時代に入りつつあります。
- 様々な死生観を学び、自身の死に方、死に場所について早くから考えておきたいものです。
- 国費の無駄と思われても仕方のない終末期延命医療こそ、もっと国民的議論を必要とする問題だと思われます。(一つの例を挙げれば現在、日本では約26万人が胃ろうを利用している状況です。)
- ある条件の下で、自由死(断食自然死や自己安楽死など)を選ぶ権利は、認められる可能性はあるでしょうか?もし、ある条件を満たせば認められるとするならば、その場合、国による自由死の権利の保障はどうあるべきかについて議論すべきということになるでしょう。
- 安倍内閣の消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」については、何よりも、出来そうな所から具体的に手を打っていくべきであると思います。
参考資料
『死ぬという大仕事』 上坂冬子著 小学館
「サンデー毎日」 2012年3月11日号(「施設から在宅」介護の欺瞞 ) 毎日新聞出版
「週刊文春」2012年4月12日号(寝たきり老人施設「胃ろうアパート」 異様な光景) 文藝春秋
「週刊ダイヤモンド」 2012年3月31日号(「安心の介護&納得の老人ホーム」) ダイヤモンド社
『大往生したけりゃ医療とかかわるな』 中村仁一著 幻冬舎新書
『死にたい老人』 木谷恭介著 幻冬舎新書
『自死という生き方』 須原一秀著 双葉新書
『「平穏死」という選択』 石飛幸三著 幻冬舎ルネッサンス新書
『「平穏死」10の条件 』 長尾和宏著 ブックマン社
「週刊朝日」2012年11月30日号(「平穏死」延命治療しないという選択) 朝日新聞出版
『思い通りの死に方』 中村仁一・久坂部羊著 幻冬舎新書
『「自尊死」のすすめ』 和田秀樹著 アーク出版
「読売新聞」2012年10月25日夕刊(日本宗教連盟主催による「いま、尊厳死法制化を問う」シンポジウム) 読売新聞社
『「医療否定」は患者にとって幸せか』 村田幸生著 祥伝社新書
『胃ろうという選択、しない選択』 長尾和宏著 セブン&アイ出版
「毎日新聞」2012年12月24~30日朝刊(連載「老いてさまようー鳥かごの家から」 特別報道グループ) 毎日新聞社
『子どもに迷惑かけたくなければ死の迎え方は自分で決めておきなさい』 米山公啓著、ディスカヴァー・トゥエンティワン
『がんばらない死に方』 与芝真彰著 ワニブックス
『野垂れ死にの覚悟』 曽野綾子・近藤誠著 KKベストセラーズ
『あなたは「死に方」を決めている』 江原啓之著 中央公論社
『老人漂流社会』 NHKスペシャル取材班 主婦と生活社
『無縁社会』 NHKスペシャル取材班 文春文庫
『老後破産』 NHKスペシャル取材班 新潮社
『ひとり誰にも看取られず』 NHKスペシャル取材班&佐々木とく子 阪急コミュニケーションズ
『老衰死』 NHKスペシャル取材班 講談社
『日本で老いて死ぬということ』 朝日新聞迫る2025ショツク取材班 朝日新聞出版
『死に方上手』 岩波ブックレット No.732 岩波書店
『ルポ介護独身』 山村基毅著 新潮新書
「別冊宝島2113」(死後の世界)宝島社
『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』 前野隆司著 講談社
「Kotoba 死を想う」2012年春号(死を想う) 集英社
「発言者」1999年10月号(自殺の流行と自死の思想) 秀明出版会
『死ぬことを学ぶ』 福田和也著 新潮新書
『うらやましい死にかた』 五木寛之編 文春文庫
『完本 うらやましい死に方』 五木寛之編 文芸春秋
『おひとりシニアのよろず人生相談』 樋口恵子著 主婦の友社
『安楽に死にたい』 松田道雄著 岩波書店
第44回釜ヶ崎越冬闘争資料
第43回釜ヶ崎なつまつり資料
『尊厳死』 日本尊厳死協会編 講談社
「現代思想」2012年6月号(尊厳死は誰のものか) 青土社
『絶望の色を見た人の「死」を選ぶ権利』 清水欽次著 風詠社
「文藝春秋」 2014年8月号(「死と看取り」の常識を疑え) 文藝春秋
「文藝春秋」 2014年11月号(世界の「死に方」と「看取り」) 文藝春秋
『老人たちの裏社会』 新郷由起著 宝島社
『逸脱する”病院ビジネス”』 NHK取材班 宝島社
『死なせてもらえない国・日本』 八幡宙著 篠原出版新社
『安楽 生と死』 西野辰吉著 三一書房
『長尾和宏の死の授業』 長尾和宏著 ブックマン社
『痛くない死に方』 長尾和宏著 ブックマン社
『薬のやめどき』 長尾和宏著 ブックマン社
『欧米に寝たきり老人はいない』 宮本顕ニ・宮本礼子著 中央公論新社
『私がしたことは殺人ですか?』 須田セツ子著 青志社
『呆けたカントに「理性」はあるか』 大井玄著 新潮新書
『終末期医療』 大井玄著 弘文堂
『「死に方」格差社会』 富家孝著 SB新書
『高齢者の終末期医療を考える』 増田寛也+日本創生会議編 生産性出版
「週刊現代」2014年9月20・27日号(「すっきり老後」を手に入れる!ー合併号超特大企画) 講談社
「文藝春秋」2015年12月号(日本人の「往生の作法」ー特別対談) 文藝春秋
「新潮45」2016年2月号(「超高齢社会」は怖くないー対談) 新潮社
「新潮75」「新潮45」2013年11別冊(どうする超高齢社会!) 新潮社
「新潮45」2015年11月号臨床医里見清一氏の特別寄稿(医学の勝利が国家を亡ぼす) 新潮社
「週刊新潮」2016年5月号と6月号 短期集中連載(医学の勝利が国家を滅ぼす) 新潮社
『医学の勝利が国家を滅ぼす』 里見清一著 新潮新書
「文藝春秋」2016年5月号(大特集最新医療に乗り遅れるな。がんを消す免疫薬の真実) 文藝春秋
「週刊ポスト」2016年7月22・29日号(日本人にあえて問う。死ぬ「勇気」) 小学館
「週刊東洋経済」2016年9月24日号(納得のいく死に方 医者との付き合い方) 東洋経済新報社
『これからの死に方』 橳島次郎著 平凡社新書
『安楽死ー人間にとっての「死ぬ権利」ー』 太田典礼著 三一書房
『安楽死のできる国』 三井美奈著 新潮新書
『救命センターからの手紙』 浜辺祐一著 集英社文庫
「週刊ポスト」2017年2月17日号(大特集「安楽死」のすべて) 小学館
「文藝春秋」2017年3月号(大特集 理想の逝き方を探る。安楽死は是か非か)文藝春秋
「大法輪」2017年3月号(特集 理想の老い方・死に方) 大法輪閣
『私は薬に殺される』 福田実著 幻冬舎
『安楽死を選ぶ-オランダ・「よき死」の探検家たち-』シャボットあかね著 日本評論社
『人は死ぬとき何を後悔するのか』 小野寺時夫著 宝島社新書
「週間ダイヤモンド」2016年8月6日号(どう生きますか 逝きますか 死生学のススメ)ダイヤモンド社
『安楽死で死なせて下さい』 橋田壽賀子著 文藝春秋
「日本創成会議主催のシンポジウム」
「後期高齢者医療制度」
『死を語る』 佐藤優・中村うさぎ対談 PHP文庫
「毎日新聞」2010年1月26日朝刊(自死・孤独死・安楽死 どう向き合う) 毎日新聞社
「毎日新聞」2017年7月5日朝刊(「安楽死拡大」が波紋 オランダ医師会は反対) 毎日新聞社
「毎日新聞」2017年7月16日~21日朝刊(無縁仏 10年で倍増 連載 死と向き合う) 毎日新聞社
「中央公論」2017年11月号(特集介護施設が危ない) 中央公論社
『人生を破滅に導く「介護破産」』 杢野暉尚著 幻冬舎
「読売新聞」2017年10月29日~11月4日(連載 孤絶 気づかれぬ死) 読売新聞社
『私が選ぶ 私の死 -終末期宣言のすすめ-』 西村文夫著 同時代社
「新潮45」2018年1月号(現代「死に方」考) 里見清一と佐伯啓思の特別対談 新潮社
『看取りと看取られ方』小松秀樹総監修 国書刊行会
『死生観の時代』渡辺利夫著 海竜社
『死と生』佐伯啓思著 新潮新書
『エンディングへの備え』中外日報社
『西部邁 自死について』富岡幸一郎編著 アーツアンドクラフツ
『私、一人で死ねますか』松島如戎著 日本法令
「サンデー毎日」2018年7月15日号と7月22日号(「豊かな死」の見つけ方)毎日新聞出版
『安楽死・尊厳死の現在』松田純著 中央公論
『おひとりさまの老後』上野千鶴子著 法研
『死を忘れた日本人』中川恵一著 朝日出版社
『日本人の死に方・考』池田知隆著 実業の日本社
『死はこわくない』立花隆著 文藝春秋
『最高の死に方』近藤誠著 宝島社新書
『無縁介護』山口道宏著 現代書館
『死ねない時代の哲学』村上陽一郎著 文芸春秋
『社会は変えられる』江崎禎英著 図書刊行会
『日本国・不安の研究』猪瀬直樹著 PHP
『延命病棟』浦瀬さなみ著 径書房
『死ぬに時あり』浦瀬さなみ著 径書房
『安楽な最期の迎え方』島田裕巳著 徳間書店
『ひとりが要介護になるとき』山口道宏著 現代書館
『医療40兆円の無駄』加藤正則著 日本橋出版
『ひとりの覚悟』山折哲雄著 ポプラ新書
『超孤独死社会』菅野久美子著 毎日新聞出版
『孤独死を防ぐ』中沢卓実・結城康博編著 ミネルヴァ書房
『ホームレスになりたくない』出会いの家編著 EPIC
「Wedge」2019年9月号(「看取り」クライシス)株式会社ウエッジ
『ルポ 中高年ひとり親亡き後の現実』NHKスペシャル取材班 宝島社新書
『ルポ 最期をどう迎えるか』共同通信生活報道部 岩波書店
『「高齢ニッポン」をどう捉えるか』浜田陽太郎著 勁草書房
『漂流老人ホームレス社会』森川すいめい著 朝日新聞出版
『野垂れ死に』元木昌彦著 現代書館
『先端医療と向き合う』橳島次郎著 平凡社新書
『多死社会に備える』長岡美代著 平凡社新書
『人は死ねない』奥真也著 晶文社
「中外日報」2022年7月13日(命は誰のものか スイスの安楽死を考える)中外日報社
「朝日新聞」2013年1月31日朝刊(社説余滴 麻生発言をタブーにしない)朝日新聞社
「朝日新聞」2022年9月15日朝刊(ゴダール氏の死去 自殺幇助)朝日新聞社
「朝日新聞」2023年5月6日朝刊(ゴダール監督が選んだ終幕)朝日新聞社
「毎日新聞オピニオン」2023年5月13日朝刊(安楽死は正解のない哲学)毎日新聞社
「サンケイ新聞」2021年3月29日朝刊(滋賀「死の懇話会」自由に議論)
「読売新聞」2020年2月20日朝刊(世界各国の安楽死・自殺幇助をめぐる容認)
「毎日新聞」2023年7月2日朝刊掃苔記
・・・・(「身寄りのない高齢者等の問題」自民党の国会議員が動き出した)
「毎日新聞」2023年7月25日朝刊(シニアのくらしセミナー)
・・・・(「おひとり様」の老後、身元保証人もなし、どうすれば?)
「読売新聞」2023年8月9日朝刊(安心の設計 墓じまい 改葬)
「婦人公論」2023年9月号(特集 理想の「人生の終い方」私の)
「朝日新聞」2023年9月3日(GLOBEー最期を選ぶということ)
『死にぎわに何を思う』上村くにこ著 アートヴィレッジ
『神』フェルディナント・フォン・シーラッハ著 東京創元社
『死にゆく患者の心に聴く』柏木哲夫著 中山書店
『「自主逝」のすすめ』村松静子著 海竜社
「文藝春秋」2024年5月号(あなたはどう死にたいですか)
「朝日新聞」2024年5月7日朝刊(身寄りなき老後 国が支援制度)
『私の夢はスイスで安楽死』くらんけ著 彩図社
『老後ひとり難民』沢村香苗著 幻冬舎新書
『最期を選ぶ』山本将寛著 マガジンハウス
『終活難民』星野哲著 平凡社新書
『悪医』久坂部羊著 朝日文庫
2022年6月公開の映画「PLAN75」