誰でもすぐ入居できる国営老人村構想

新しい死に方・死に場所を考える

【概要】

「少子超高齢化」社会を迎え、様々な問題を抱える現代。

人間には死を自己決定する「自由死」を選ぶ権利があるのでは?

自由死する権利について問題提起する1冊

新約聖書を通して「ナザレのイエス」の思想に出会い、思索を深めてきた著者が、その宗教的確信にもとづいて、「少子超高齢化」へ向かいつつある現代人の「新しい死に方・死に場所」を提唱した。

核家族化の進展、親子の断絶、中高年層の離婚、シングル族の急増などによる独居老人の増加といった現実のまえで、地域性と家族性を重んじる日本型福祉に限界があることを指摘し、新たに「自由死(断食自然死や自己安楽死など)公認の国営老人村」の設立構想を提示している。

【目次】

はじめに

西部邁氏の自裁死と自殺幇助を巡って

一定の条件下での自由死の権利についての問題提起

安楽死・尊厳死・自殺幇助についての考察

第1章 最後のセーフティー・ネットとは何か

第2章 自由死公認の国営老人村を提案する

第3章 うまく老い、安らかな死を迎えるための要件

第4章 社会保障費削減への一つの試み案

第5章 社会保障制度改革国民会議と私見

第6章 「死に方」についての考察

第7章 終末期医療の在り方と自由死(断食自然死や自己安楽死など)の権利について